RSNA2012で発表されたsomo・vの第二世代となるABUSがInvenia ABUSである(FDA承認済み、薬事未承認)。
コンパクトな外観デザイン、信号処理技術、プローブなどハードウエアを一新している。
プローブは乳房の形に合わせ、窪み・丸みを持った形状となっている。
信号処理技術も大幅に向上し、somo・vの1.5倍以上早く、高精度な検査を実現できるようになった。
日本人に特に多くみられるデンスブレストは、マンモグラフィでは石灰化や腫瘍の診断が困難というだけでなく、乳癌のリスクも高いことが知られている。
そのため、デンスブレストの診断には超音波検査が有用性を発揮するが、検査者の手技・経験によるばらつきが従来の超音波検査の大きな課題であった。
自動的に乳房をスキャンしてボリュームデータを取得するABUSは、検査結果の標準化・均一化の意義も大きく、従来の断層像だけでなく平行断面(Cプレーン)を診ることもできる。
本装置は、専用ワークステーションとセットで販売される。
検査で得られた画像はすぐにInvenia ABUS Workstation上で観察することができる。