【RSNA2014 On-Site Report!】大村知己先生(秋田県立脳血管研究センター放射線科診療部)Part.1

RSNA2014 Report:Expart's Prompt report
2014.12.01

大村知己先生(秋田県立脳血管研究セ ンター放射線科診療部)より現地レポートを頂きました!
 
【RSNA2014 On-Site Report!】
地方独立行政法人秋田県立病院機構秋田県立脳血管研究セ ンター放射線科診療部
大村 知己

 
初日を終えて
第100回の記念すべき北米放射線学会に参加させて頂いております。開会式では大会長講演に続き、特別講演がFrancis S.Collins先生より行われました。分子医学に関した内容で、分子イメージングの検査数は年々増え続けていて、よりその重要性は高まるであろうといった内容であったと思われます。
私は形態評価が主であるCTの中で、脳血流に相当する評価が可能である灌流画像を主に取り組みを行っております。CT灌流画像はアメリカにおいて、被ばくに関する実例報告および注意勧告がなされており、特に意識が強いように思います。逐次近似応用再構成を用いた被曝低減評価を可能にするファントム作成の考案に関する検討が採択されたのも、そのような背景があるためと思います。良いタイミングで採択され、100年の歴史にほんの僅かでも関われたのは光栄に思います。
まだ始まったばかりですが、CTおよび脳神経領域に関する事を中心に、チェックしていきたいと思います。また、機器展示も時間がゆるす限り見学して、新しい技術などを実感できたらと思います。
 
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