佐藤英幸先生(江戸川病院放射線科)からRSNA2016の参加レポートを頂きました。
本日からRSNA2016が始まりました。私は初めての参加なのですが、常連の方も多く、快く助けてくださるのでとても楽しく過ごせてます。
機器展示のほうはまだあまり回っていないので、後日報告させていただきます。学会では主にCTや心臓領域の話を中心に聞いていますが、本日印象に残った演題はブラジルの方が報告していたFFRを用いた時の臨床的インパクトについて検討した演題(SSA04-04)です。結果としてはFFRCTを用いることでPPVは69%, Accuracy83%になり診断能が向上するというものでした。診断能が向上したことで不必要なCAGを減らすことができ、カテーテル操作などによるリスクも防ぐことができる。さらにはコストは30%低減、線量はCAGに対してCCTAでは56%低減になるとのことです。記載がなかったのですが、多分Heart Flowのもので解析した結果だと思います。FFRCTは解析費用が高いことがネックになっていますが、CAGを減らせるのならば医療コストは抑えられるということです。
RSNAでは多くの演題があるのでどの演題を見るか探すのが難しいのですが、モダリティなどで分けられた小さなハンドブックもあり、非常に便利だと思いました。