【エキスパートがお届け!!Site of RSNA】坂根寛晃先生(広島大学放射線診断科) Part2

RSNA2016 Report:エキスパートがお届け!!Site of RSNA
2016.12.01

坂根寛晃先生(広島大学放射線診断科)からRSNA2016の参加レポートを頂きました。

 今回のRSNAでは、Dual energy CTやtexture analysis 関連の演題が多く採択されており流行を感じます。内容としてはまだ決定的なものでは無く、このような研究をやってみました、という演題が多い印象です。
 Case-based Review of Nuclear Medicine: PET/CT Workshop—Cancers of the Abdomen and Pelvis (In Conjunction with SNMMI) (An Interactive Session)
 RSNA3日目、時差ぼけがのこり午後になるとどうしても眠気が襲ってきます。本日は腹部骨盤領域のPET-CTの教育講演を聞いてきました。クイズ形式の講演で自分の解答を送り参加することができるので、楽しみながら聞くことができました。内容としては検査前の注意事項、読影の手順や読影時の基本的な注意事項(褐色脂肪や筋骨格系への集積、高血糖など)に始まり、心臓、乳房、肝、脾、副腎など各臓器への集積に対する考え方(生理的か異常な集積なのか)の説明などでした。普段の臨床の中で疑問に思いながらもなかなか調べることのないポイントの解説を聞くことができ、とても良い経験になりました。その他、肺塞栓への集積、甘草による副腎への集積、鎌状赤血球症に伴う脾臓への集積など様々な症例が紹介されていました。
 教育講演であっても多くの外国の年配の先生が聴講されており、人気の高い講演では満席になるなど、教育講演の需要もとても高いように感じます。


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