今年はコレ!!必見演題@松田 恵先生(愛媛大学医学部附属病院放射線科)

RSNA2017 Report:今年はコレ!!必見演題
2017.11.27

①演題名:Microvascular Invasion of Hepatocelllar Carcinoma Predicted By T1 Mapping at Gd-EOB-DTPA Enhanced Magnetic Resonance Imaging: The Role of Texture Analysis.
日程:11月28日 火曜日 11:10-11:20、カテゴリー:MRI
おすすめポイント:本演題はHCCの微小脈管浸潤をEOB造影MRIでのT1マッピングの画像を用いたテクスチャー解析を行い評価するという演題。テクスチャー解析は近年画像診断の分野にも取り入れられ始めていて、注目したいです。

②演題名:Comparison of Fat Quantification Accuracy between Spectral CT Imaging and IDEAL-IQ Techniques: A Phantom Study.
日程:11月28日 水曜日 15:00~15;10、カテゴリー:CT・MRI
おすすめポイント:IDEAL-IQを用いたMRIと、CTによる脂肪定量の精度について評価を行った演題。どちらも非侵襲的に脂肪を定量する方法でNASHなどの診断に有用と思われます。今後臨床へ広く普及する可能性が高いと思われるので、聴いてみたい演題です。

③演題名:Dual-Energy CT in Patients with Small HCC: Utility of Noise Reduced Monoenergetic Images on Detection of Wash Out and Image Quality in Delayed Phase.
日程:11月29日 水曜日 15:20-15:30、カテゴリー:CT
おすすめポイント:私の演題です。Dual energy CTによって得られた仮想単色X線画像を用いて、種々のkeV画像における画質や肝細胞癌の平衡相でのwashoutの描出程度などを比較検討してみました。適切なkeVによる仮想単色X線画像を日常の診断に使用することで、今後のダイナミックCTにおける肝細胞癌の診断能の向上につながるといいと思います。

④演題名:Impact of CT FFR on Reader Confidence for CCTA Studies.
日程:11月26日 日曜日 10:45-10:55、カテゴリー:CT
おすすめポイント:心臓CTの読影で、画像のみで読影する場合と画像に加えてCT-FFRの情報がある場合で、読影者の診断への確信度と読影時間がどう変わるかを検討した演題です。

⑤演題名:Assessment of Left-Ventricular-Wall Motion Disorders after Myocardial Infarction Using Compressed Sensing Real-Time Cine Imaging.
日程:11月27日 月曜日15:40-15:50 、カテゴリー:MRI
おすすめポイント:心臓MRIで、compressed sensingを用いた1回息止めのシネ画像を通常シネ画像と比較して検討した演題。どのくらい短時間で撮影できるのか、画質は担保されているのかといった点に興味があります。