シーメンス
シーメンスのブースでCTとMRIに関して最新のトピックスを聞いてきた。CTでは、Somatom goの64列CTという位置づけのSomatom go top、患者さんのポジショニングをサポートする3Dカメラの2つがHot topicsである。特に、目を引いたのは、3Dカメラである。3Dカメラの開発経緯は、海外のCTに関する被ばくの調査で、位置合わせ不良に伴いCT-AECが正常に機能せず、想定される被ばくより多い線量で撮影されているような調査結果が出たそうである。このような背景があったとは知らなかった。ただ、日本の診療放射線技師には不要かもしれない機械かなと思った。ただし、今後このカメラが患者さんの顔認識による患者取り違えの防止や過去画像と照合し必要最小限の位置決め画像の撮影など、医療安全に関する活用が期待される可能性があると感じた。
Somatom go top
MRIでは、7TのMRI装置 MAGNETOM Terra The 1st clinical Dual Mode 7Tに驚いた。ブースでは、1/50スケールの装置概要モデルが展示してあった。7TのMRIにて臨床で撮像できるシチュエーションは限定されているため、臨床機とリサーチ機を兼ねているのでDual ModeのMRIという位置づけのようである。空間分解能やSNRが高い画像が展示してあった。実際の臨床で7Tが可動するのはいつになるのでしょうか。
MAGNETOM Terra The 1st clinical Dual Mode 7T