国内では、今年のITEMで発表されている高精細CT装置 「Aquilion Precision™」。RSNAでは初披露目となり、世界にむけて同装置をアピールしていく。従来と比較し、面内・体軸方向にそれぞれ2倍の空間分解能を実現。高分解能とすることで、腫瘍の浸潤等をより正確に描出できるだけでなく、末梢血管の描出や、整形外科領域でも、骨の微細部分まで表現できたりと、より幅広い領域で高いクオリティの画像を提供する。
この、高分解能を実現のために、「X線検出器」「X線管装置」「撮影寝台」などCT装置の核となるすべてのコンポーネントをさらに改良。検出器は、0.25mm×1792チャンネルとし、さらに焦点サイズを0.4×0.5mmと小さくしている。また、Focal Spotにより、受診者の体型にあわせて焦点サイズを自動で変更するため、適切な焦点サイズでの撮影を可能としている。