本日はTOSHIBAのブースに行ってきましたのでその報告をさせていただきます。
まずCT装置に関してですが、今年のTOSHIBAの目玉は超高精細CT装置 Aquilion Precisionと320列装置のAquilion ONE GENESIS Edition、そしてAquiliom Prime SPとのことでした。この中でやはり注目は超高精細CTでした。新たに発表された機能として超高精細撮影での逐次近似再構成FIRSTの実装がされていました。高精細での撮影に加え再構成でも分解およびノイズ低減が行え今後の臨床に期待される機能だと感じました。検出器において0.25×0.25mm検出器の間を分けているseparatorを薄くすることで従来の0.5mm検出器の時と同程度の感度を実現していました。また、高解像度となったときに無視することのできない寝台の揺れを抑える新たな寝台になり高精細の画質担保に貢献していました。
MRI装置としては、W.I.P.ではありましたがDeep Learningを用いたdenoise処理技術が開発されていました。この技術は1回加算の撮像ではこれまでノイズの多い画像しか撮れなかった撮影でも分解能を維持したままランダムノイズ低減処理をDeep Learningで行い従来の画像と同程度の画像提供を可能としていました。画質も非常に鮮明で今後のMR検査時間が短くなる期待の持てる技術でした。