RSNA2018 Now on Report!@靍岡慎太郎先生(愛媛大学医学部附属病院)part2

RSNA2018 Report:RSNA2018 Now on Report!
2018.11.28

RSNA 2日の朝は雪景色。昨日とは全く違った寒さを感じ、これが噂に聞いていたRSNAのシカゴだと痛感しました。
本日の気になっていたsessionは、”Whole-body MRI for Oncologic Decision Making in Bone Disease”。日常臨床でもWhole-body MRI (DWI) を見かける頻度が増えてきており、この所見を元に、放射線治療の依頼があることも。DWIで光っている所が病変で、そこを治療…と単純に考えていいものかどうか、まだまだ知識の浅い分野であったため、非常に勉強になりました。MET-RADS、これは日本に帰ってからも要チェックだと思いました。加えて、multiple myelomaに対するMy-RADS。ある程度の指標があると、直接画像を見る時に考えやすくなって便利です。(読影という点では大変になる面もありますが…)中身をしっかり理解した上で活用していきたいです。
また、時間のある時に企業ブースへも足を運びました。まず驚いたのはこのブースの広さ。端から端へ向かうだけでもかなり歩きますし、迷子になりそうなくらい。計4社の最新の情報を教えて頂きましたが、ここでのキーワードもやはり ”AI” でしょう。いずれも企業も、Machine Leaning、Deep Learningを如何に組み込んでいくか。患者撮像から、画像処理、読影、レポーティングのすべての日常診療にAIを上手く組み込み、画像の質や読影効率の向上を図っています。放射線治療においても、ContouringやOptimizeに活かせるはず。進歩の速さに驚愕しつつも、期待で胸が膨らみます。