RSNA3日目の現地レポートです。
昨日、私はRSNA会場のマコーミックプレイスからホテルへ戻る際、シカゴの中心部を立ち寄りました。ビル群の照明が、雰囲気のある町並みを演出していました。夕食をすませたあとBLUESが楽しめるという、近くのBARで飲み直しました。
生演奏のブルースが楽しめるお店で、ライブ会場とレストランが融合したような感じです。今回の学会に同行していただいた先生と同僚とでシカゴの夜を楽しみました。
12月3日(火)
シカゴの風は、今日も朝から強くて冷たいです。そのせいもあってか体感温度は、実際の気温よりも低く感じます。
本日も電車を利用して会場へ向かいます。電車内は通勤ラッシュと重なったこともあり、非常に混雑していました。
さて、本日も昨日すべてみることができなかった展ブースから見ていきました。その中で気になったブースを紹介します。
キヤノンメディカルシステムズ Aquilion ONE PRISM Edition
Aquilion ONEシリーズのフラッグシップモデルです。本体は艶のあるコーティングが施されており、高級感が漂います。なお、販売の際は従来の艶消しのものと選択可能とのことです。
実際の中身はというと、AI技術を利用したDeep Learning Reconstruction(DLR)が搭載されています。従来FBP再構成法がCT画像再構成法の主役であり、IR法へと変遷したかと思われましたが、今後はDLR法が主役となっていくのでしょうか?それともIR法とDLR法は共存していくのか、非常に興味があります。
次にDeep Learning Spectral Imaging技術です。Dual Energy(DE)撮影においてもAI技術を利用することが可能となり、DE撮影の際、従来の高速Switching方式で生じるエネルギー分解能の劣化やデータ欠損といった欠点を克服し、短時間で高精度な画像解析が可能となるようです。今後、臨床データでの研究報告が増えていくと思うので、しっかり学んでいきたいと思います。