2019/12/4。
今日は夕方の混んでいない時間を狙ってCanonのブースにお邪魔しました。
今年の目玉はCanon初のデジタルPET/CTであるCartesion Prime、新たなDual-energy 撮影方式Spectral systemを採用したAquilion ONE Prism edition、普及機クラスのCT装置にDeep learning reconstruction AiCEを搭載したAquilion Prime SP、そして今回新たにMRに対してAiCEを搭載したVantage Galan 3Tとのことでした。
Cartesion Primeは従来のアナログPETと比較してSNRが向上し、またToF技術を利用した高い空間分解能を売りにしていました。CT側にはAquilion Prime SPが組み込まれており、AiCEやSEMARなどの最新の再構成技術も利用できるそうです。
Aquilion ONE Prism editionは、新たなDual-energy撮影方式を採用した新世代のAquilion ONEシリーズとして紹介されていました。外装はグロッシーに変更されており、IVR-CTとして利用する際のコントローラがベッドサイドにビルドされていました。
Aquilion Prime SPは、80列の普及機クラスでありながら、最先端の画像再構成技術であるAiCEを搭載しています。これにより従来よりもさらに低被ばくなCT検査が実現できそうです。
CTで先行して開発されていたAiCEですが、Vantage Galan 3Tにも搭載されました。ノイズ低減が可能であることから、撮像時間の短縮につなげることが可能です。また、ガントリー内に大きなミラーを設置し、ミラーに映像を投影することで圧迫感を緩和する工夫がなされていました。上図はガントリー内から顔の正面側をスマホで撮影した写真ですが、映像が投影されることでガントリー内の圧迫感がなくなり、閉所であることを全く感じさせませんでした。