「MAGNETOM Free.Max(マグネトムフリーマックス)」は、0.55Tながら同社の持つ、デジタル技術を生かして、高画質と撮像時間の短縮を可能にしたニュータイプのMRIといえる。
最大の特長は、Deep Resolve(ディープ・レゾルブ)という、新技術を用い、繊細な画質と撮影時間の短縮を実現させた。Deep Resolveは、ディープラーニングとターゲットデノイジングにより画像ノイズ低減や撮像した画像を高分解能化することで、高品質な画像の取得と撮影時間の短縮した。
検査精度やワークフローの向上のほか、被検者の快適性や質の高い医療へのアクセス向上が期待されます。
MAGNETOM Free.Maxは,2021年11月に日本でも販売を開始している。0.55Tという磁場強度でありながら,Deep Resolveの搭載によって,1.5T装置に匹敵する画像を取得できる。ガントリの開口径は80cm。2022年5月には,ガントリ開口径を60cmにした「MAGNETOM Free.Star」の販売を日本国内で開始している。0.55Tという磁場強度により磁化率の影響を受けにくく金属アーチファクトに強いのも特長。さらに,肺の撮像も期待される。AIを用いた画像再構成であるDeep Resolveが3D撮像に対応したこともアナウンスされた。これにより分解能の大幅な向上が可能となる。
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